早食いのリスクについて

今回はわんちゃんの早食いリスクについてです❕

ご飯を食べ始めると休むことなく、
ガツガツと丸飲みするわんちゃんも少なくありません🐶🌀

犬はオオカミ🐺を先祖とする野生の動物で元々は狩りをし、餌を得ていました。
このため「食べられるときに食べられる分だけ食べる」という性質を持っています🐕
また、歯も獲物の生肉を噛みちぎる為に歯が尖るように発達し、咀嚼せずに飲み込む構造になっています。

性質や構造上仕方ないと思いやすいですが、早食いにはリスクがあります

早食い.png

●窒息や誤嚥性肺炎
一気にたくさん食べ、丸飲みすることにより喉に詰まる可能性があります。
また、急いで食べることにより食べ物が食道ではなく気管に入り、誤嚥による肺炎を引き起こすことがあります。
特にシニア犬は、食べ物を飲み込む時に気管を塞ぐ喉頭蓋の働きが低下するため誤嚥しやすくなります。

●胃捻転
早食いにより、胃の中に食べ物と同時に空気をたくさん飲み込むことで胃の中にガスが溜まり胃が膨れあがり捻れてしまう病気です。
胸部の深い犬種、または胃の機能が低下したシニア犬は特に注意が必要です。
血液が循環しなくなったり、膨らんだ胃が周りの臓器を圧迫するため、すぐに手術が必要になるとても危険なものです。
特に中・大型犬によく見られ、食後に起きることが多い傾向があります。

●消化不良
早食いをすると消化不良により下痢や嘔吐などを起こすことがあります。
特に胃腸が成長しきっていない子犬や老化が進んだシニア犬は、早食いにより消化不良をしやすいため注意が必要です。

●肥満
満腹感を覚える前にどんどん食べてしまうことで、肥満を招くことがあります。
犬は与えられたら全て食べてしまう傾向があるため、1日の摂取量やカロリー計算をして適切な食事量を心がけましょう🍔

早食いの対処法とは❔

●早食い防止グッズを使う
↳早食い防止の食器
食器内にデコボコと突起があるものや、底が丸くて揺れる食器など。
食べづらい構造で、食べるのに時間がかかります。

●フードを変える、フードに工夫する
ドッグフードのサイズを大きめの粒に変えてみるとよく噛むようになることもあります。
また、フードをふやかすことで喉に詰まりにくく、丸飲みもしづらくなります。

↳食事の回数を増やす
早食いした後に吐き戻したりむせたりしてしまう場合は、1回の食事量を少なくし頻回に分けて与えると良いでしょう。

犬の早食いの注意点
犬は習性や体の構造上、早食いになる傾向があります。
病気や肥満など健康に悪い影響を与えるリスクが潜んでいるので注意が必要です💥

この機会に愛犬の食べ方を見直してみてください👀✊

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