犬・猫専門の動物病院
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最近TVなどで「6/1よりペットショップで犬・猫のマイクロチップ埋め込みが義務化された」とニュースをご覧になった方も多いかと思います。そもそもマイクロチップって何?どんな役に立つの?など今回簡単にまとめさせていただきました。
●マイクロチップとは
マイクロチップは、直径1~2㎜、長さ約8~12㎜のカプセル状のもので、主にワンちゃんネコちゃんの首の後ろの皮下に装着します。
それぞれのチップには、世界で唯一の15桁の数字(番号)が記録されており、この番号を専用のリーダー(読取器)で読み取ることができます。
↑当院で取り扱っているマイクロチップ(写真上)とリーダー(写真下)
●なんの役に立つの?
マイクロチップは装着することで、専用のリーダーをかざすと、マイクロチップの番号がわかり、その番号を問い合わせることによって、登録している飼主様の情報がわかるようになっています。ですので、万が一、ワンちゃんネコちゃんが脱走してしまい、誰かが保護したときに、マイクロチップを読み込めば、どこの子かがわかります。
簡単にいうと、「体に埋め込んで外れない迷子札」です。よく間違われるのが、GPS機能などはついていないので、逃げてもどこにいるか場所がわかる。わけではありません。
●まだマイクロチップをうちの子につけてないのだけど、つけなきゃいけないの?
今回義務化されたのは、ペットショップなど生体販売をする業者に対してです。ただし、一般の人がマイクロチップを装着した犬猫を業者から購入した場合、30日以内に登録情報を書き換える義務が生じます。
飼主様には現状では、新たにワンちゃんネコちゃんにマイクロチップを装着する義務はありません(努力義務)、ただ、前述のとおり、万が一逃げてしまったときや、災害ではぐれてしまったときに、マイクロチップの登録があれば見つかる可能性が上がるので、この機会に装着を検討してみるのもいいかもしれません。
●どこでつけられるの?
動物病院で装着可能です。もちろん当院でも可能です。お気軽にご相談ください。
●付けたら終わり?
病院等でマイクロチップを装着した後は、飼主情報の登録もしてください。装着しただけでは迷子になっても飼主の情報は分かりません。必ずマイクロチップのデータ登録手続を行ってください。また、登録情報が変更になる際(住所の変更や動物の死亡など)にも情報の変更手続きが必要です。詳しくは環境省の指定登録機関である、公益社団法人 日本獣医師会の特設ページがありますので、あわせてご覧ください。
<犬と猫のマイクロチップ情報登録>https://reg.mc.env.go.jp/owner/top_user
●既に入れてるから大丈夫?
基本的には罰則等はないのですが、今まではマイクロチップの情報管理は民間団体が行っていました。今回2022年6月1日からは新たに環境省で指定登録機関(公益社団法人 日本獣医師会)を設け、情報管理を行うことになったため、以前民間団体 ( Fam、ジャパンケネルクラブ、マイクロチップ東海、日本マイクロチップ普及協会、日本獣医師会(AIPO)等)に登録されている方は指定登録機関のデータベースにも登録し直すよう推奨されています。
<環境省データベースへの移行登録受付サイト >https://www.aipo.jp/transfer
いかがでしたでしょうか?マイクロチップについてのまとめでした。少しでも情報がお役に立てたなら幸いです。
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