寒くなってきたら気をつけたい! 猫のおしっこの病気

災害級と言われた今年の夏も落ち着き、最近はやっと涼しくなってきました。
今年の暑さは長引いたため、熱中症対策に気を遣われたのではないでしょうか。
暑さももちろんですが、これから訪れる寒さが要因のひとつになる病気もあります。
今回は冬に多いネコちゃんのおしっこの病気【尿道閉塞】について取り上げます。

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尿道閉塞は猫の泌尿器の病気として多く、特に若い男の子は要注意です!!!
病名のとおり、尿道がふさがりおしっこが出にくくなったり全く出なくなったりする状態です。
冬は寒さにより飲水量が減ることから、おしっこが濃くなったり膀胱内におしっこをためておく時間が長くなったりするため、
特に発生しやすい時期と言えます。

長時間おしっこが出せない状態が続くと老廃物が排泄できず、毒素が身体にたまってしまい、命の危険にもかかわる病気です。

尿道閉塞のほとんどは【尿道に結石などが詰まってしまうこと】が原因です。
男の子の場合は尿道が細長くカーブしている部分があり、さらに先端が細いため、
女の子よりも詰まりやすい構造をしています。

症状例:
①トイレには何度も行くのに全くおしっこが出ていない
➁嘔吐(いきみ過ぎや、老廃物の蓄積により気持ち悪くなるため)
③ぐったりする(横になったまま立ち上がれない)
④血尿がでる

何度もトイレに行って少量のおしっこを繰り返す場合は膀胱炎による頻尿症状の可能性もありますが、
少しずつしか出ていないと尿道閉塞との区別がつきにくいです。

膀胱炎の場合は抗生剤など薬の投与やフードの変更など、原因に応じて治療を行っていくことができます。
しかし、尿道閉塞の治療においては閉塞の解除が必須になるため、いずれの場合も速やかに病院を受診しましょう。

私たち飼い主ができる予防としては、水を飲む量を増やすことや、おしっこを我慢させないということが大切です。
なかなかお水を飲まない子に関しては、ウエットタイプのフードに変更すると水分摂取量を増やすことができます。

最近は尿量や尿の回数を自動で記録してくれるシステムトイレもあるようです!
カメラ付きのタイプはどの子が排泄をしたかわかるため、多頭飼いの方にも安心ですね💓

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膀胱炎に関しては再発率が高いのも特徴です。普段のおしっこの状態が分かっていれば
異常があった時にいち早くおかしいな?と気づくことができます。
繰り返す前に出来る予防をぜひ行いましょう

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