災害時の備えと同行避難

皆さん、災害時の備えは万全ですか?
ペットを飼われている方、避難場所や備蓄の確認、予防接種、しつけはできていますか?
今回は武蔵野市にお住まいの方に災害における避難のお話をしたいと思います
同行避難.png
<気をつけてほしいのが同行避難と同伴避難の違い>
同行避難とは災害が起きた時に、飼い主とペットが同行し、安全な避難所まで避難することを言います。
避難所又は仮設住宅での、人とペットが同一の空間で住居できることわけではありません

同伴避難とは災害時に、飼い主とペットが同行し、避難所でも一緒の空間で過ごすことができる避難のことを意味しています。

<もし災害が起きたら>
環境省は上記の「同行避難」を推奨しています。
まずはペットと共に一時避難場所に向かいましょう
情報収集にSNSを利用する人もいますが、頼りすぎるのには注意が必要です
多くの人々が「同行避難」と「同伴避難」を混同していて、拡散されたSNSの通りに行動したら、避難先でペットの受け入れができずにトラブルになった、という事例が多く聞かれました
このようなことが起こらないように、心掛けておくことは以下のことです。
・家族で話し合い、避難場所又は避難ルートを把握する
・親戚など、ペットの一時預け先を探しておく
・近隣の人たちと日頃からコミュニケーションを取り合う

<武蔵野市の避難場所と同行避難の受け入れ>
災害が発生し、市から避難勧告、発令の指示が出たら、案内に従い一時集合場所に向かいましょう
避難継続する場合は避難所での生活になります。
(※自宅が安全であれば、プライバシーが守れるなど負担が少ないので、自宅での生活を継続しましょう。)

一時集合場所・避難所
市内の市立小学校 12 校・市立中学校 6 校・都立高校 2 校、計 20 か所を一時集合場所・避難所に指定しています
小学校
一小、二小、三小、四小、五小、大野田小、境南小、本宿小、千川小、井之頭小、関前南小、桜野小
中学校
一中、二中、三中、四中、五中、六中
高校
都立武蔵高、都立武蔵野北高

また、避難所で受け入れ対象とするのは、主に犬・猫等の小動物です
特殊なペットを飼育している場合は、普段から災害時の受け入れ先を探しておく必要があります。

<避難所でのペットの生活環境とは?>
避難所では、避難所内(困難な場合は近接場所)に、居住スペースとは分離してペットの飼育スペース(主に屋外で、備蓄しているカラーコーンやセーフティーバー等で区切って)が設置されます。
その際、リードやキャリー、ケージが必要になってくるので、各自用意をしておきましょう。
お世話は主に飼い主の皆さんが責任を持って共同で行います。
避難所にペット用の備蓄がないため、フードやトイレも含めた備蓄を1~2週間分用意しておきましょう。
防災グッズ.png
<しつけ>
安全かつ速やかに避難できるように、また、避難所において周囲に迷惑をかけないように、飼い主がきちんとコントロールできるようにしましょう
いざという時に動物のストレスを少なくすることにもつながります
犬の場合
「待て」「伏せ」などの基本的な指示に従う
ケージに嫌がらずに入る
トイレは決められた場所でする
無駄吠えをしない
他人や他の動物を怖がらない
猫の場合
ケージやキャリーバックに嫌がらずに入る
トイレは決められた場所でする
他人や他の動物を怖がらない

<普段からペットにしてあげられること>
・万が一はぐれてしまった時のための個体識別(首輪に迷子札や鑑札をつける、マイクロチップ)
・感染症予防に、狂犬病や混合ワクチン接種、ノミダニ予防
・去勢避妊手術をする

かわいいペットの命を守れるのは飼い主さんだけです
悲しいお別れにならないように心掛けましょう

参考文献
リーフレット「人もペットも被災の備えを」

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