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もうすぐ4月になり、草花が芽吹く時期になるかと思います。暖かくてお散歩にぴったりの時期ですが、お散歩中のわんちゃんが道端に生えている草を食べてしまうことがあります😥
今回はわんちゃんが草を食べてしまうことについてまとめてみました!🙌
理由
🌿胃腸炎、吐き気がある。
→食べ過ぎてお腹がむかむかしている時や胃腸の不調がある時などの何か
胃腸に不快感がある時に、草を食べて嘔吐することによって体の不調を
スッキリさせるという本能から見られることがあります。
🌿異物を吐きたい
→飲み込んでしまった異物などを吐き出すために、胃の粘膜を刺激する
先の尖った草を食べることがあります。
🌿空腹
→空腹を満たすためや、単純に味が好きでおやつ感覚で食べてしまって
いる可能性もあります。
🌿栄養補給
→おやつの与えすぎなど、食事の栄養バランスが崩れているとビタミン
や食物繊維を補うために食べることがあります。
🌿草を食べるのが好き
→草をくわえてちぎる感覚や味が好きなど、単純に好きで遊んでいたり、
食べている場合もあります。
犬が好んで食べる草
→イネ科の植物であるイヌムギを好んで食べます。お店に売っている食べる
用の草もイネ科が多いです。
犬が食べてはいけない草
→除草剤が撒かれた草や毒性のある草などがあります。
🌿除草剤が撒かれた草
→体内に入ってしまう経路としては、除草剤が付着した草を直接口に
してしまう、除草剤が撒かれた地面を歩いた足の裏や被毛を舐めて
しまう、除草剤を散布中に直接吸引してしまうの3パターンが考え
られます。また、公園や歩道など、公共の場で撒かれる際は、
告知や張り紙、看板などで注意喚起されるようなので、チェックして
みてもいいかもしれません。
🌿毒性のある草
→庭や道端、公園などに生えている植物でも食べると中毒を引き起こす
ものがあるため、注意が必要です。また、触れるだけで皮膚炎を
起こすものもあるため、注意しましょう。
例)チューリップ、アサガオ、アジサイ、パンジー、アロエ、アマリリス、
シクラメン、スイセン、スズラン、夾竹桃、ヒイラギ、イチョウ、
キキョウ、マリーゴールド、ポインセチア、ポトス、つつじ、
ユリ科全般 など
🌿食べてしまった場合の症状
→下記の症状が出る場合があります。また、最悪の場合死に至ることも
あるため、毒性のある草を食べてしまった時やその他の草でも症状が
見られた場合はなるべく早めの受診をお願いします。
例)嘔吐、下痢、血尿、血便、元気消失、ふらつき、痙攣、呼吸困難、
食欲低下、腎機能障害、胃腸炎、心臓異常 など
危険な草を食べさせないための対策
🌿近づかせない、口輪をつける
→草を食べてしまう場合は、お散歩中になるべく草むらに近づけない
ようにしましょう。草むらでないと排泄しないなど、どうしても
難しい場合は口輪を付けることでも防ぐことが出来ます。
🌿適度におやつをあげる
→空腹や好奇心から口にしてしまう場合、おやつをお散歩の前に少し
空腹を満たすためにあげたり、お散歩中に気をそらすためにあげる
のも効果的です。
🌿ペット用に販売されている食べられる草をあげる
→様々な対策をしても改善されない場合、市販の犬猫用の草をあげて
みましょう。また、フードに茹でた野菜をトッピングしてあげる
ことで草を食べなくなる場合もあります。トッピングしてあげる
時は生野菜ではシュウ酸による結石形成の心配があり、消化も
しにくいため、必ず茹でたものをあげましょう。
いかがでしたか?
せっかくお散歩にぴったりの陽気ですから、草を食べてしまうわんちゃんは食べないようにしっかり対策を行い、わんちゃんも飼い主さんも楽しくお散歩しましょう🐾
万が一、毒性のある植物を食べてしまったり、上記の症状が見られる場合は受診をお願いします🏥
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