犬・猫専門の動物病院
- 緊急の際は
お電話ください - 0422-27-6539
わんちゃん、ねこちゃんを迎えた際に、避妊手術をされるかどうか悩む飼主さんも多いのではないでしょうか?
避妊手術にはメリットだけでなく、少なからずデメリットもあるので、今回の記事を参考にしてご家族で相談していただければと思います
メリット
●病気の予防
・子宮疾患、子宮疾患
特に多いのが『子宮蓄膿症』です。子宮内で細菌が増殖、膿が貯まり、発見が遅い場合やお腹の中で膿が漏れてしまうと命に係わります。治療には外科手術が必要になってきますが、状態が悪い上、高齢になってからの羅患が多いためリスクが大きい病気です。
・乳腺腫瘍
雌犬で発生する腫瘍のうち約52%を占めるほど多いもので、発生した腫瘍の50%は悪性の腫瘍です。初回発情前に避妊手術を行うことにより発生の危険性は0.5%となります。初回発情~2回目までの発情までに行うと8%まで上がり、2回目の発情後は26%まで上がってしまいます。
猫では80%以上が悪性の腫瘍です。未避妊猫と比較して、6カ月齢以上に避妊した場合、発生リスクは91%減少し、1歳齢以前に避妊した場合は86%減少します。
●問題行動の抑制及び精神的な安定
母性による攻撃行動、発情期の放浪、気分の変調、不安行動に効果を期待できます。
●発情中のトラブルの予防
犬の発情出血は1~2週間ほどあり、その期間は汚れないようにマナーパンツをする必要があります。発情中は他の雄犬を刺激してしまうこともあるため、手術をすることで犬同士のトラブルや望まない妊娠を防ぐことができます。
猫は犬と違い出血は見られませんが、春から夏にかけて年2、3回ほど発情期を迎えます。その間、高い声で鳴く、人や物にさかんに身体をこすりつけて甘える、トイレ以外の場所でおしっこをする等の変化が起こるため、近隣住民や同居の子とのトラブルに繋がりやすいです。
デメリット
●全身麻酔によるリスク
若くて健康な動物での麻酔による死亡率は0.1%とされており、1000頭に1頭の割合で死亡してしまう現状にあります。
●繁殖ができなくなる
妊娠・出産はできなくなってしまうため、繁殖させたい場合には手術を受けない選択肢を取ることもあります。
●太りやすくなる
避妊手術後は、ホルモンの影響で食欲の増進や代謝カロリー量の減少が見られ、肥満になりやすいです。
避妊手術についてまとめました。
避妊手術は飼いはじめて間もない時期に行われるため、飼い主さんにとっては初めてのことばかりで戸惑うこともあるかと思います。
わんちゃん、ねこちゃんと飼い主さんにとってベストな選択をしてあげてくださいね🐶🐱
〈ご予約・お問合せはこちら〉
診療時間 9:00-12:00/16:00-19:00*
*月曜終日と、日曜・祝日の午後は休診です
各種クレジットカード・ペット保険に対応しております。
現金のほかに、以下のお支払い方法が可能です。
〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2-38-14
第一ユーキビル1階