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フィラリア症は、白くて細長い虫(糸状虫、フィラリア)が心臓や肺血管に寄生し、咳、呼吸困難、不整脈、腹水、貧血、血尿などを引き起こし、命を落とすこともある感染症です。
(画像引用:https://n-d-f.com/filaria/)
月に1回の投薬でフィラリア予防すをることができますが、このフィラリア予防について時々このように驚かれることがあります。
『フィラリアの予防』って
『体に虫が入らないように予防する』
んじゃなかったんだ?!
フィラリア予防薬は、実は、体に入り込んだ幼虫を駆虫するお薬なのです
蚊が吸血すると、フィラリアの幼虫が犬の皮下、筋肉、脂肪などの組織に入り込み、やがて血管内に入り心臓へと移動します。
投薬を忘れてしまうと、幼虫を駆虫するタイミングを逃し、フィラリアは血管内に入り込み心臓へ行ってしまいます
(画像引用:https://n-d-f.com/filaria/)
フィラリアが幼虫のうちに駆除し、成虫が血管や心臓に寄生しないように予防するのが『フィラリア予防』なのです
蚊を寄せ付けないようにしたり、フィラリアが体に入るのを阻止するお薬ではありません。
この理由から、蚊の活動が11月までに対し、犬の組織内に入ったかもしれない幼虫を駆虫するために12月まで、予防薬を投与する必要があるのです
毎月の予防薬、忘れずにがんばりましょう
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