犬に留守番を上手にしてもらう方法

元々、犬は群れで生活をする動物なので長時間ひとりぼっちだと不安になってしまいます。
留守番させたら、家がめちゃくちゃ… 鳴き声が近所迷惑になっていた… などの経験はありませんか?
上手に留守番をしてもらうための方法や注意点を紹介します。

●ひとりでいることに慣れさせる
分離不安症の子の場合、数分の外出でも留守番が難しい場合があります。
その場合、普段の生活の中でひとりの時間を作ることから始めて下さい。
ごはん、寝る場所、ひとり遊びなどのタイミングで飼い主さんと別々の部屋になることに慣れてもらいます。
ひとりの時間に慣れたら、留守番の練習を始めましょう。
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●留守番の練習
初めは数分だけの留守番から始めます。
ゴミ出し、近所へ買い物、外食、少し遠出するなど、徐々に留守番時間を長くしていきます。
練習を重ね、成功体験を積ませることが大切です。
飼い主さんが必ず帰ってくること、ひとりになっても大丈夫であることを認識させてあげましょう。
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●安心できる環境作り
室内をフリーにするか、サークルやケージにいれるかはどちらもメリット・デメリットがあります。犬の性格や、生活環境などを考慮してその子が安心できる環境を作ってあげましょう。
<フリー>
自由に行動できるのでストレスが軽減される。体温調節がしやすい。
行動範囲が広いので、いたずらや誤飲の危険がある。
<サークル>
行動範囲が限られているので、いたずらや誤飲の危険が少ない。
サークル内の生活に慣れていないと脱走しようとする可能性がある。
<ケージ>
いたずらや誤飲の危険はないが、温度調節が難しい。
ケージ内の生活に慣れさせる必要がある。

●室内の安全
<誤飲>
普段はいたずらしなくても、留守番中は何をしているか分かりません。
人の食べ物・薬、ティッシュ、コンセント、観葉植物など誤飲の危険がないか忘れずに確認しておきましょう。机の上やゴミ箱の中など、いたずらされそうな場所や物は片づけておくと安全です。
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<温度管理>
留守番中の室温にも気をつけましょう。
特に、夏場は熱中症にならないよう室温管理には十分注意しましょう。
サークルやケージに入れての留守番も行動範囲が限られてしまうので、窓際など温度が変わりやすい所に配置をするのは控えましょう。

●その他
<外出時と帰宅時に過剰なスキンシップをしない>
外出時つい声をかけたくなりますが、犬が置いて行かれると察することないよう、静かに家を出るようにします。
帰宅時も犬が興奮状態のままスキンシップをすると、留守番中の寂しさを強化する原因となります。落ち着いてから撫でたり、声をかけてあげましょう。
<寂しくならないための工夫>
・外出前にお散歩など、たっぷり遊ばせておくと留守番中は疲れて寝てしまいます。
・おもちゃやおやつを置いて出かけると、気が紛れます。
破損や、誤嚥の危険がある子には向かないので注意が必要です。
・テレビや電気などをつけておくと、安心する子もいます。

愛犬が不安にならないためにも、練習をして慣れさせることが大切です。
上手に留守番ができれば、飼い主さんも安心ですよね。
留守番の時間帯や、犬の年齢・性格などによってはペットホテルやペットシッターの利用も考えておくといいでしょう。

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