犬・猫専門の動物病院
- 緊急の際は
お電話ください - 0422-27-6539
野良猫が草を食べている光景を見たことはありますか👀?
なぜ草を食べるのか?その理由について調べてみました今回は草、主に猫草についてご紹介したいと思います
猫草とは?
猫が好んで食べる草の総称のことを指します
その中でも一般的に猫草としてペットショップやホームセンターで販売されているのが「燕麦(えんばく)」と言うものです
燕麦はイネ科カラスムギ類に分類される一年草で、その種子は穀物として扱われます。主にコーンフレークやオートミールなどの食用とされ、ビールやウイスキーの原料にも使われます🎶
市販の猫草は種から育てるものや、食べ頃まで成長されたものなど様々です。種から育てるもので、環境によっては1週間前後で食べ頃まで成長するので定期的に与える際には種から育てて与えるようにすると、経済的にも良いとされています
なぜ草を食べるのか?
●毛玉を吐くため(※毛球症予防)
猫はグルーミングで毛を飲み込んでしまうので、毛玉を吐き出すために猫草を摂取すると考えられています。
燕麦の葉は、よく見てみるとギザギザした形をしており、このギザギザが胃の中で刺激して、嘔吐を誘発させる仕組みになっています
※毛球症とは?
グルーミングで舐め取った自分の毛が消化器官内で毛玉となり、本来なら吐き出したり便と一緒に排泄されるはずが、できなくなることですひどい場合は腸などに詰まり、外科的手術が必要になる場合もあります💦
●便秘予防&お腹の調子を整えるため
猫は元々便秘になりやすい動物です猫草を摂取することにより食物繊維を取り込みお通じを良くさせます。飲み込んだ毛の排泄を良くさせる目的もあります
●栄養補給
猫草には食物繊維が豊富な他、赤血球を作るためのビタミンを始め様々なビタミンを多く含んでいることから好んで食べているのでは?と言われています
他には「草の食感が好き」「暇つぶし」「ストレス解消」など様々な説がありますが、草を食べる理由については明確にはされていません。一番有力な説は「毛玉を吐くため」と言われています
猫草を与える必要性
猫草は必ずしも必要とは限りません。無理に与えず、好んで猫草を食べる猫にだけ与えてあげましょう
毛玉を吐かせる目的で与えたくても猫草を食べない子には毛玉予防のサプリメントやフードがあるので動物病院で相談してみましょう。
どのくらいあげていいの?
猫は自分で必要な量を食べるので、基本的に置きっぱなしでも大丈夫です最近では小さな鉢に猫草が入っているタイプのものが多く、室内飼いの猫が食べやすいような工夫がされています
ただし、子猫や、猫草が好きで一度に多くの量の猫草を食べる猫だと消化不良を起こし、下痢や嘔吐をすることもあるので置く量には気を付けたほうが良いでしょう
また、万が一の事も考えて、雑草を摘んで与えることは止めましょう雑草は種類が多く、猫に害があるものもあるかもしれませんし、衛生的とは言えません。草を与えたければ安全を考え市販の猫草を買いましょう
猫のライフスタイルに合わせて猫草を与えるか与えないかは飼い主さんが調整してあげましょうね
〈ご予約・お問合せはこちら〉
診療時間 9:00-12:00/16:00-19:00*
*月曜終日と、日曜・祝日の午後は休診です
各種クレジットカード・ペット保険に対応しております。
現金のほかに、以下のお支払い方法が可能です。
〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2-38-14
第一ユーキビル1階