犬・猫専門の動物病院
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写真は当院で認められた、条虫の片節と言われるものです。
ネコちゃんのお尻のあたりに、白いものが伸び縮みして動いていました。
お腹の中にいると、なかなかわからないことが多い寄生虫になります。
今回はおしりに見られたので、しっかり駆虫することができました
お腹の中の虫は、ノミなどの外部寄生虫と違って目に見えないうえ症状も出にくいため、見過ごされがちで、症状が無くても感染している可能性があります。
なので、特に下痢などの症状のない子でも、お腹の中には寄生虫がいて人に感染を起こす可能性があります。
どこからお腹の虫が感染するかというと、感染した動物の排泄物には虫の卵が沢山含まれており、お散歩中に道端に残された排泄物の匂いを嗅いだり、排泄物を踏んだ足をペロペロ舐めたりして、虫の卵を飲み込んで感染します。
また、瓜実条虫はノミを媒介して感染します。感染したノミを毛繕いした時に飲み込んで、感染してしまいます。
また、ズーノーシス(人獣共通感染症)といって、人と動物が共通にかかる感染症も存在します。回虫は人に感染すると、体の中を移動してさまざまな病害をだしたり、瓜実条虫が人に感染すると下痢などを起こしたりします。
赤ちゃんや小さなお子様がいる場合は特に注意が必要です。
これらは、フィラリアの予防薬やノミダニの予防薬のように、定期的な駆虫を行うことで防ぐことができます。
年に4回(三ヶ月に1回)の投薬が必要になりますので、興味のある方はご相談ください
参考文献
「定期駆虫」ガイドブック バイエル
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