犬・猫専門の動物病院
- 緊急の際は
お電話ください - 0422-27-6539
朝晩寒くなってきて、サンダルでの通勤が厳しくなってきました。
これから、寒くなってくると増えるのが猫ちゃんの泌尿器疾患です。
猫の祖先は砂漠で暮らし、あまり水を飲まず濃縮された尿をするため、泌尿器系の病気が多いと言われています。
そして、寒くなってくると、猫ちゃんの飲水量が減るため、尿が濃くなり結石などができやすくなります。また、膀胱での尿の停滞時間が長くなり、感染などが起こりやすくなります。
今回は猫ちゃんに多い泌尿器疾患を防ぐために、寒い冬でも猫ちゃんに水をよく飲んでもらえる工夫を紹介したいと思います。
・ドライフードを与えている場合はウェットフードに変更してみる。
ドライフードの水分量は10%以下ですが、ウェットフードでは80%近くが水分なので食事の際に多くの水分を摂取することができます。
しかし、ドライフードしか好まない猫ちゃんには難しく、ドライフードよりも歯垢が付きやすくなってしまうなどデメリットもあります。
・好みの水を探してみる。
患者さんの話を聞くと、皆さんそれぞれ好みのお水が違っています。新鮮なお水を好む子もいれば、お風呂場の床に溜まったお水を好む子、流水しか飲まない子など色んな好みがあるようです。どんなお水を好むのかいろいろ探してみてください。
・食器の種類を変えてみる。
神経質な猫ちゃんはヒゲが食器の縁にあたるのを嫌がり、飲水を止めてしまうことがあるそうです。ヒゲがあたらない大きめの器に変更してみましょう。
また、素材によっても好みが分かれる場合があり、陶器やガラスなど試してみましょう。
・水の器は清潔に保ち、トイレから離れた場所に置きましょう。
猫ちゃんは清潔で匂いなどにも敏感なので、トイレが近い場所にあると気になって飲んでくれない場合があります。
ちなみに・・・
うちでは循環式の水や鉱物とバイオセラミックで作られた器などを試してみましたが駄目でした。色々と試した結果、飲み口の広いヒゲのあたらない大きな器にしたらお水を飲んでくれるようになりましたそれまでは蛇口からの水しか飲まず、蛇口を閉め忘れたりと大変でした
人間もそうですが、猫ちゃんもそれぞれ好みやこだわりがあり、どの方法が一番良いのかは分かりません。
忍耐強くいろんなお水の飲み方を試して、気に入る方法を探してみてください。
これからの寒くなり、飲水量が減ってきますが、沢山お水を飲んでもらい病気を防ぎましょう
〈ご予約・お問合せはこちら〉
診療時間 9:00-12:00/16:00-19:00*
*月曜終日と、日曜・祝日の午後は休診です
各種クレジットカード・ペット保険に対応しております。
現金のほかに、以下のお支払い方法が可能です。
〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2-38-14
第一ユーキビル1階