犬・猫専門の動物病院
- 緊急の際は
お電話ください - 0422-27-6539
過ごしやすい季節になりました。
多くのワンちゃん達は食欲の秋を感じているのではないでしょうか?
実りの秋は美味しい食べものがいっぱいです
ワンちゃんにも一口おすそ分けをしたくなりますよね。
しかし、身近な食材でもワンちゃんにとっては危険なものもあります。
●ねぎ・玉ねぎ・にら・にんにく
これらにはプロピルジスルフィドという物質が含まれています。
摂取すると赤血球を破壊して溶血性貧血を起こします。
また、加熱したものでも成分は残っています。
生の食材を食べようとする子は少ないかもしれませんが、コロッケやねぎが入った味噌汁の汁、すき焼きのお肉など、一緒に調理した食材にもエキスが染み込んでいるため危険です。
●チョコレート・ココア(カカオ類)
カカオの成分であるデオブロミンが心臓血管や中枢神経を刺激する毒素となります。
カカオ含有量の高いビターチョコほど危険となります。
不整脈、心拍増加、発作、嘔吐、下痢などの症状があり命の危険もあります。
●ぶどう・干しぶどう・レーズン
比較的新しく、与えてはいけない食材として知られるようになりました。
特にぶどうの皮は危険と言われています。
有害性があると認められてはいますが、因果関係など詳しい事はまだ分かっていません。
腎臓障害を引き起こすことがあり、重度の腎不全になる可能性もあります。
●キシリトール
人のガムや歯磨き粉によく使われる甘味料ですが、これもワンちゃんにとっては有害です。
吸収されたキシリトールは体内でのインシュリンの分泌を強力に促進させ、低血糖状態にさせてしまいます。低血糖になると、元気がなくなり、ぐったりとして、ひどくなると痙攣が起こることもあります。
●植物
アジサイ、チューリップ、アサガオ、ユリなど、とても身近な植物にも有毒物質が含まれています。多くの植物が有毒物質をもっているので、お家の観葉植物や花壇など誤って口にしないよう気を付けて下さい。
●異物・拾い食い
お散歩中やお家で、一瞬の隙に食べられてしまったという話をよく聞きます。
食べてしまうものは様々ですが、私たちが予想もしないものも飲み込んでしまいます。
食べものだけではなく、タオルや靴下、コンセント、紐、電池など生活用品にも注意が必要です。
これまでに挙げた食材などはほんの一部です。
体質や体格、食べた量によって症状は異なります。持病がある子では、気をつけなければならない食材が増えてきます。
ワンちゃん達が健康で安全な暮らしができるよう、もう一度身の回りに危険がないか確認しておきましょう。
参考文献 イヌ・ネコ 家庭動物の医学大百科
〈ご予約・お問合せはこちら〉
診療時間 9:00-12:00/16:00-19:00*
*月曜終日と、日曜・祝日の午後は休診です
各種クレジットカード・ペット保険に対応しております。
現金のほかに、以下のお支払い方法が可能です。
〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2-38-14
第一ユーキビル1階