猫にシャンプーは必要?

犬は汚れた時やトリミングの時など定期的にシャンプーをしますが、猫はほとんどシャンプーしませんよね?なぜかと言うと根本的に水嫌いが挙げられますが、その理由など探っていきたいと思います

なぜ水が嫌いなの?
猫の水嫌いはよく知られていますよね。しかし、中には水に抵抗を持たないケースもあります動物園でトラが豪快に水中へダイブしている姿を見たことはありせんか?また、飼われている猫で頭から水を被りながら飲んでいる動画があったりもします。このようにネコ科全般が水嫌いな訳ではありません
ではなぜ水が嫌いなのでしょう?それは主にイエネコの祖先と言われるリビアヤマネコの生息地が関係していると考えられます

リビアヤマネコとは?
リビアヤマネコは英語で「African Wildcat」(アフリカン・ワイルド・キャット)もしくは「Dsert cat」(デザート(砂)・キャット)と呼ばれ、名の通りアフリカ(主に北アフリカ沿岸部や中央アフリカ、イラン・イラクなどの中近東、カスピ海沿岸、アラビア半島、アラル海周辺を含む西アジアまで)の砂漠地帯に生息しています

この砂漠地帯ではまず水の入手が困難です。そのため水分はほとんど取らず、食べ物から摂取する程度です。
また、気温の寒暖差が大きい分、体が濡れてしまっては夜のうちに体温が下がってしまい、命に関わってきます
更にリビアヤマネコの被毛は細く、密に生えていて、犬に比べて油分が少ない特徴を持っています。一度濡れてしまうと水を弾かず、乾くまで時間がかかるので濡れることを嫌います
このように砂漠地帯特有の環境下で生きていくための本能的なものが今のイエネコに繋がっていると考えられています

シャンプーの頻度は?
猫は普段から自分でグルーミングをしているのでほとんどシャンプーは必要ありません。何か特別な理由がなければ年に1~2回程度に留めておきましょう
pet_shampoo_cat.png
<シャンプーが必要な時>
・汚れがひどい時
・ノミダニの防止
・長毛の猫、肥満の猫、高齢の猫など
長毛の猫や肥満の猫はグルーミングが体全体に行き渡らないことがあります高齢の猫も同じです。その場合は自宅で定期的にブラッシングをするか、状態がひどければトリミングサロンや動物病院で綺麗にしてもらいましょう。ただし、シャンプーは体に負担になるので高齢の猫は避けた方が良いでしょう
自宅で洗う際には無理をしないようにしましょう猫にストレスがかかってしまいますし、お互いに怪我をしてしまうかもしれません💦信頼関係に影響する前に諦めることも肝心です。
汚れが気になるけど洗えない場合はドライシャンプーや濡れタオルで拭くなどの対処をお勧めします
猫 毛づくろい.png
いかがでしたか?
やはりシャンプーはあまり行わなくて大丈夫なようです特に室内飼いの短毛の子はほとんど汚れないので必要はないでしょう。ブラッシングが欠かせない種類などは首や脇の下、股の部分に毛玉ができやすいので、できる範囲でブラッシングはしてあげて下さいね

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