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エリザベスカラーの必要性が分かっていても、見た目や、生活の不便さ、動物のストレスなど…。あまりいい印象を持たない方が多いと思います。
エリザベスカラーをつけることになった時、どのようにして上手に付き合っていくか紹介したいと思います。
●エリザベスカラーとは?
ケガや手術、皮膚病などで患部を舐めたり、掻いたりするのを防ぐために使用します。
それ以外にも動物病院では、診察中に咬んでしまう子や、入院中に静脈点滴している子がいじらないように使用することもあります。
首回りに巻きつけるもので、一般的にはプラスチック製の円錐状の形をした物が多いです。
患部の場所や、動物の性格、大きさによって合うものをつけてあげましょう。
●エリザベスカラーのつけ方
正しいつけ方ができていないと、取ってしまったり患部に届いてしまう場合があります。
首回りの太さと鼻先までの長さを基準としてサイズ選びをします。
きつさは首とエリザベスカラーの間に指2本入ればちょうどいいきつさです。
鼻先が外周より出てしまっている場合は患部によっては届いてしまうので、それよりも大きいサイズを選びましょう。
<ポイント>
①指が2本入るか
②ひぱっても抜けないか
③鼻先が出ていないか
●気をつけること
<食事とお水>
普段は床にお皿を置いてごはんやお水をあげている方が多いと思います。
エリザベスカラーをしていると、お皿まで口が届かなかったり、お皿をひっくり返してしまい食べたり飲んだりするのが不便になることがあります。
そんな時は、お皿の下に台や折りたたんだバスタオルなどを置いてお皿を高くしてあげるといいでしょう。
<トイレ>
猫の場合トイレに入ろうとしてもトイレの縁に引っかかって入れない場合があります。
トイレの入り口に段やスロープをつけると引っかかりにくいです。
また、ドーム型のトイレを使用している場合は屋根を取ってあげるといいでしょう。
<お手入れ>
エリザベスカラーを長期つけている場合は、顔や耳などが汚れやすくなってしまいます。
長毛の子だと耳の後ろが毛玉になってしまうこともあります。
顔や耳を拭いたり、ブラッシングをこまめにしてあげましょう。
エリザベスカラーも洗い、清潔を保つようにして下さい。
<身の回りの危険な物>
歩きづらかったり、距離感がつかみづらいと階段から落ちたり狭い空間から出られなくなってしまうことがあるので気をつけて下さい。
エリザベスカラーをしていても、普段と変わらず動き回る子は家具や置物などを倒したり傷つけてしまう可能性があります。壊れやすいものは片づけておくと安心です。
●エリザベスカラー以外の選択
動物の性格によっては、どうしてもエリザベスカラーを嫌がってしまう、数日経っても全く慣れない子がいます。
生活に支障が起きる、暴れてケガをする危険がある場合はエリザベスカラー以外の選択も考えましょう。
同じエリザベスカラーでも、ドーナツ型やコルセット型など形や素材が異なるものもあります。他にも、エリザベスウェアという洋服のように着せて患部を隠すものもあります。
エリザベスカラーは傷を保護し、悪化を防ぐ役割があります。
つけるのが可愛そうだからと外してしまうと治療が長引く可能性もあります。
動物の性格や、生活環境などでエリザベスカラーをつけることに不安がある場合は動物病院に相談して下さい。その子に合った改善策を一緒に見つけてあげましょう。
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