ドッグランデビュー

ドッグランはリードを外して自由に走らせることができるので、日頃のお散歩とは違った姿を見ることができます。楽しそうにしている愛犬を見ると嬉しいですよね。しかし、ルールやマナーを知らずに利用しては事故やトラブルの原因となります。ドッグランを利用する前に知っておくべき注意点を紹介します。

●ドッグラン選び
施設のルールや、時間、料金など調べておき準備を整えて向かうようにしましょう。事前にドッグランを見に行き、施設の様子や、犬たちがどのように遊んでいるか、守らなければならないルールなどを知っておくと良いでしょう。

●愛犬の性格
普段、他の犬との触れ合いが少ない子の場合、ドッグランでは他の犬に対して怖がったり攻撃的になってしまう子がいます。中には同じ犬種なら大丈夫、同じ性別だとダメ、活発な性格の子は苦手など、その子によって相性が合う合わないもあります。
愛犬の性格をしっかりと把握しておき、まずはお散歩などで他の犬に慣らすようにしましょう。

●行く前の準備
<ワクチン接種>
混合ワクチンや狂犬病ワクチンの接種が利用条件になっている施設が多いです。
利用する当日も鑑札や証明書の提示が必要となります。
中には混合ワクチン接種が条件になっていない施設もありますが、様々な犬と出会う場所なので接種しておくことをおすすめします。
また、ノミダニ予防もしておくと安心でしょう。
犬 診察.png
<しつけ>
「待て」「おいで」「ダメ」「お座り」など最低限のしつけが必要です。
指示を聞けないままドッグランデビューは危険です。
愛犬の行動を制御できず、他の飼い主さんや犬に迷惑がかかってしまいます。
トラブルや怪我の原因ともなるので、きちんとしつけてから行くようにしましょう。
<健康状態の確認>
体調が万全でない時は行くのを控えましょう。
女の子の場合、発情がきている時に行くのはやめましょう。
他にも、寄生虫が原因でお腹を壊している子や、感染性の皮膚疾患がある子は他の子にうつしてしまう可能性があるのできちんと治療をしてからにしましょう。

●ドッグランに着いたら
<はじめはリードをつけたまま>
ドッグランに入ったらすぐにリードは外さず、まず犬同士がどんな反応をするか様子を見て下さい。興奮したり、怯えたりする場合はリードをつけたまま施設内をお散歩するようにして慣れたころにリードを外すようにしましょう。
リード.png
<目を離さない>👀
仲良くできていて大丈夫そうだからと、目を離すのは危険です。
犬同士で任せっきりにしていてはトラブルがいつ起きるか分かりません。
トラブルに発展する前に飼い主さんが気づき制御できれば回避できます。
きちんと様子を見るようにしましょう。

●マナー
<食べ物・おもちゃ>
おもちゃやおやつの持ち込みはトラブルの原因となるので控えるようにしましょう。
・おもちゃやおやつの取り合いでケンカになる。
・食事制限中やアレルギー体質の子など、食べさせてはいけない物を口にしてしまう可能性がある。
・食べこぼしや、残したものが落ちていては不衛生。
<勝手に触らない>
他の犬を勝手に触ったり、抱き上げたり、写真を撮ったりするのはやめましょう。飼い主さんにしか分からない性格や体の特徴があります。
人懐こそうに見えても、見ず知らずの人が急に触ると豹変する場合もあります。
どうしても触りたい、写真を撮りたい場合はきちんと飼い主さんの了承を得てからにしましょう。
<排泄物>
遊んでる最中におしっこやうんちをしてしまった場合、速やかに片づけて下さい。おしっこは水をかけた後、消臭剤をかけておくといいでしょう。
中には、食糞をしてしまう子がいたり、寄生虫に感染している子がいるかもしれません。
施設内の衛生管理を保つには飼い主の認識が重要です。
排泄物禁止.png

楽しい遊び場でトラブルや事故が起こってしまうのは悲しいことです。
ドッグランを利用している誰もが、楽しい時間を過ごせるように一人一人がきちんとルールとマナーを守りましょう。

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