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先日テレビで、ワンちゃんに関する事故をニュースで目にしました。
ワンちゃん達は普段とてもフレンドリーに接してくれていると思いますが、何かがきっかけとなってとても危険な存在になってしまうこともあるということを再認識するきっかけとなりました。とは言っても、お会いするワンちゃん達みんなを警戒して怖いなぁと思っている訳ではありません。
その可愛さから心を奪われてしまうことがほとんどです。
ワンちゃん達に関する事故を調べてみると、ワンちゃん同士によるもの、ワンちゃんが人に危害を加えてしまったもの、無駄吠えや排泄物の処理などに関する近隣トラブルなど沢山のことがありました。
とある事故に対して寄せられたコメントを読んでみると、かなり辛口だなぁと思うものもありましたが、動物好きの方のもの、そうでない方のもの、どれもとても興味深いコメントでした。多くの方に共通していたのは、ワンちゃんに罪は無く飼い主側の対応に問題があるのでは?というものでした。
ワンちゃんが人に危害を加えてしまった場合、その意思が無かったとしても殺処分されてしまうことがあります。人は言葉を話し弁明の機会がありますが、ワンちゃん達はそうではありません。
普段はとても良い子でいるワンちゃんも、何かのきっかけで事故の被害、加害側になってしまう可能性があります。今回は、そのために気を付けたいことを少しお話したいと思います。
その1:ノーリード(オフリード)でのお散歩はしない
お散歩の時にリードを装着するのは、基本的なマナーです。時々ノーリードのワンちゃんを見かけることがありますが、どんなにおとなしくて良い子でも外の環境では何が起こるかわからないので、必ず装着しましょう。
ちょっと大げさですが、リードはワンちゃんだけでなく人にとっても命綱です。
動物の愛護及び管理に関する法律の中から少し抜粋してみると・・・
第5条の中には、飼い主は周辺環境に配慮し、近隣住民の理解を得られるよう心がけ、人と動物が共生できる環境づくりに努めなければならない。
第9条の中には、犬を運動させる場合は、犬を制御できる者が、綱、鎖などで確実に保持する。
・・・とあります。
その2:犬の力を制すことのできる人がお散歩をする
小さなお子さんがリードを引いていて何かの拍子にリードを離してしまい、事故につながる可能性があります。フリーになったワンちゃんが飛び出してしまって事故に遭う、それを追いかけて事故に遭う、飛び出して来たワンちゃんに驚いて自転車やバイク、通行人が転倒し怪我をしてしまうなど多くの事が考えられます。
リードが装着されていても、曲がり角から突然ワンちゃんが飛び出してしまうのは危険です。リードを引いている人がワンちゃんと通行人の安全を確認することが必要です。
こんな大きなワンちゃんは、大人がしっかりリードを持ちましょう。
その3:ワンちゃんのことを過信しない
おうちの中やお庭などの敷地内や動物病院やペットショップなど、ワンちゃん達に好意的な環境から一歩外の環境に出ると、いろいろな物や人が居ます。「うちの子はおとなしいから」「うちの子は咬まないから」と飼い主さんは理解していても、犬が苦手な人にとってはそんなことは関係なく、近寄って来ただけで怖いと思う方もいると思います。普段は良い子でも、過信しすぎるのは良くありません。
飛びついたワンちゃんはフレンドリーでも、犬が苦手な人からすると怖いですよね…
ちょっと怖いことをお話してしまったように思いますが、少しの注意でワンちゃん達を事故の被害、加害から守ることができるのではないでしょうか。
お散歩に良い季節です。
ゴールデンウィークもあと残り2日となりました、ワンちゃん飼い主さん共、良い休日をお過ごしください。
参考文献
ドッグトレーニングブック-問題行動解決マニュアル- 発売元:インターズー
動物取扱責任者研修テキスト 編集・発行:東京都福祉保健局動物愛護相談センター
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