みなさんはご自宅でわんちゃん、ねこちゃんの爪切りをしたことがありますか?
初めて爪切りをする際は「どこまで切っていいのか?」「血を出してしまうのが怖い」
など不安な点が多いと思います。上手に爪切りができるよう、爪切りの仕方を紹介します。

●準備するもの
・爪切り
いくつか種類があります。一般的に使われているのが、ギロチン式と言われるものです。

・止血剤
出血してしまった時にあると安心です。
パウダー状になっているので、少量を出血してしまった爪につけます。

どちらもペットショップやホームセンターで購入できます。

●爪を見てみましょう目
わんちゃん、ねこちゃんの爪の根本には神経と血管が通っています。
白い爪だとピンク色になっている部分が分かりやすいですが、黒い爪では見えません。
この、ピンク色の手前までが切って大丈夫な部分です。
ピンク色を越えてしまうと、深爪となり出血してしまいます。

●切り方
<わんちゃんの場合>
①血管が見える白い爪では、血管の手前で切ります。
慣れるまでは、少しずつ血管に近づくように細かく切ってもいいでしょう。
黒い爪は血管が見えないので、少しずつ切っていきます。
切り進めると、切った断面に白っぽい年輪のような模様が見えてきます。
そこまでいくと血管が近いというサインです。

②爪切りの角度を少し変え、角を落とします。
嫌がらなければやすりを使うと、切り口がより滑らかになります。

<ねこちゃんの場合>
①ねこちゃんの爪は収納スペースがあり、出したり引っ込めたりできます。
爪切りの時は肉球を押して爪を出しながら切ります。

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②血管の手前まで切ります。
慣れるまでは、爪の先の尖っている部分を切るだけで大丈夫です。

●出血してしまったあせあせ(飛び散る汗)
慌てずに、出血した爪を押さえて止血します。
止血剤の用意があれば、少量を指に取り出血している爪の断面につけます。
一度、ティッシュやコットンで血を拭くとつけやすいです。
止血剤がない場合は、ティッシュなどをあてて爪を左右からはさんで押さえます。
数分経っても止まらない、出血量が多いなどの場合は動物病院へ行きましょう。

●狼爪(ろうそう)
人間で言う親指にあたる部分の爪を狼爪といいます。
わんちゃんでは、ある子とない子がいます。
地面につかない部分にあるため、必ず切ってあげなければなりません。
まれに後ろ足にもある子がいるので、しっかりと確認しておきましょう。

●注意点ひらめき
・足先を触られるのが嫌いな子が多いです。
まずは、足先、指、爪など触られることに慣らしましょう。
・嫌がる子を無理に行うのは危険です。
暴れてしまう子、攻撃的になってしまう子は無理をせずに動物病院や
トリミングサロンでやってもらいましょう。

爪が伸びすぎると、引っかけたり、折れたり、巻き爪になってしまうことがあります。
日頃から爪が伸びていないかチェックしましょう。
1日1本の爪だけで終わらせる、切っている最中や切り終えたらご褒美をあげるなどして爪切りは嫌なこと、痛いことと思われないようにするのがポイントです。

参考文献 ねこのきもち 2010年5月号

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