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『犬猫の予防』というテーマで、今回は「犬糸状虫」についてご紹介します。
犬糸条虫(通称フィラリア)の成虫は肺の動脈や心臓に寄生し、乳白色で透明で、一見すると素麺(ソーメン)のように見えます。雌の成虫は25~31cm、雄の成虫は12~20cmの細長い形状をしています。
犬や猫、タヌキなどに寄生しますが、まれに人を含めた様々な動物に寄生することもあります。
感染経路は、犬糸状虫に感染したワンちゃんの血を吸った蚊が、感染のないワンちゃんの血を吸った時に感染します。
犬糸条虫の寄生のあるワンちゃんの症状は様々で、無症状であったり、食欲の低下、重度となると咳をしたり、お腹に水がたまったりします。また、心臓に寄生しているので、心臓の働きを邪魔して急激な症状の悪化もみられます。
猫に寄生した場合は、無症状または軽症で経過している例も多いと思われますが、急性に転化することも少なくありません。
では、感染を防ぐにはどうすればいいかというと、蚊の吸血を受けないことが第一です。しかし、これは現実的には非常に困難で、確実に実施できるという保証はありません。
なので、感染した犬糸状虫の幼虫がワンちゃんなどの体内で発育する前の段階で、犬糸状虫の幼虫を駆除するようにします。このために用いられているのが、犬糸状虫(フィラリア)予防薬といわれる薬です。
感染しているかチェックするには、血液の検査が必要になります。フィラリアの予防薬を飲ませる前に、感染がないかどうかチェックしておくことをお勧めします。
犬糸状虫の感染は予防薬により防げる病気です。
しっかり予防して、感染を防ぎましょう!
参考文献:
犬・猫・エキゾチックペットの寄生虫ビジュアルガイド インターズー
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