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犬ジステンパーとは?
犬ジステンパーウイルスによって起こる犬の病気です。
特に1歳未満の幼若犬がかかりやすく、高熱を出して高い確率で死亡してしまいます。
感染の初期は高熱や下痢、肺炎などを起こし、次第に神経症状を起こしてしまいます。
四肢を突っ張るようなてんかん様の発作や体の一部が短い間隔で痙攣するチック症状などの神経症状を起こしてしまうと、ウイルスが脳の方まで侵入してしまっているので、たとえ回復したとしても後遺症が残ってしまうことがあります。
また、犬ジステンパーに特徴的な症状として、四肢の肉球の角質化もみられます。
どうやって感染するの?
犬ジステンパーに感染し発病している犬の唾液やその飛沫、または排泄した尿や便を直接吸い込んだり、それらに接触したりすることにより感染します。
犬ジステパーウイルスは体の外に出るとあまり長く生活できないため、犬が密集しているところで感染が起こりやすくなります。
治療方法はあるの?
残念ながら現代の獣医療では、犬ジステンパーウィルスそのものを退治する有効な治療方法は見つかっていません。細菌の二次感染を防ぐために抗生剤を使用したり、吐きや下痢を抑えるために吐き気止めや下痢止めなどの投薬をする対症療法が行われます。
そして、十分な栄養や水分の補給で、感染犬自身の力で犬ジステンパーウィルスに対する抵抗力をつけて、自然治癒するのを期待するしか手段がないのが現状です。
予防法はあるの?
ワクチンの接種により予防が可能です。
ワクチン接種については、以前の記事でもご紹介しました。
ワクチンの接種により防げる病気なので、ワクチン接種は定期的にしっかりと行いましょう
参考文献
小動物の皮膚病カラーアトラス interzoo
イヌネコの家庭の医学大百科 PIE BOOKS
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