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猫の風邪 (猫ウィルス性鼻気管炎)とは?
猫ヘルペスウィルスの感染により発症する病気です。
この病気はヘルペスウィルスだけでなく、カリシウィルスやクラミジアと混合感染することが多く、子猫の時にかかりやすい病気です。
今回はヘルペスウィルスについて説明したいと思います。
<ヘルペスウィルス>
・感染方法
感染猫との直接接触、くしゃみや咳で空気中に飛び散ったウィルスによる飛沫感染により感染し、免疫の弱まる6~12週齢の子猫に多く発生します。妊娠中の場合、流産する恐れもあります。
・症状
風邪の様々な症状(咳、くしゃみ、目ヤニ、発熱など)が出て重症になりやすく、下痢などの胃腸症状も出ることも多いです。そのため、食欲がなくなったり、食べられなくなるため急激な衰弱や脱水症状が起こり、死亡することがあります。
・治療
インターフェロンや抗生物質による治療をおこないます。それに合わせて、水分と栄養の補給に気を付け、脱水や衰弱をおこさないようにします。症状が改善されたからといって、途中で治療を止めてしまうと、体内にウィルスを持ったままだったり、慢性の鼻炎になってしまう恐れもあるので、完治するまで治療を続ける事が大切です。
・予防
ワクチンの接種で予防ができます。
ワクチン接種については、以前の記事でもご紹介しました。
ワクチンの接種により防げる病気なので、ワクチン接種は定期的にしっかりと行いましょう
参考文献 犬と猫の治療ガイド2012
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