犬・猫専門の動物病院
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12月に入り、今年も残り1ヶ月となりました。
これから、ますます寒さが厳しい時期になりますね。
老犬の子も、寒さが苦手となります。
生活環境に気をつけ、体調を崩さないようにしてあげましょう。
●温度と湿度
老犬になると、体温の調節機能も低下します。
体格や犬種によって快適温度は多少異なりますが、冬は22℃~25℃を目安に
室内の温度調節を管理しましょう。
また、湿度を保つことも重要です。
空気が乾燥すると、鼻や喉の粘膜は免疫機能が低下してしまいます。
空気中に漂うホコリやウイルスも多くなります。
加湿器や濡れたタオル数枚を干し、湿度50~60%を保てるようにしましょう。
・注意点
心臓が悪い子は少し低めの温度設定にする。
温度計や湿度計を置く際はワンちゃんの高さ(床の近く)に置く。
暖房やストーブを使用の際は適度な換気をする。
・ヒートショック
10℃前後の温度差があると、血圧の急上昇、急下降が引き起こされます。
急激な温度変化は体へ負担をかけます。
冬の朝や夜は室内外の温度差が大きいので気をつけましょう。
・防寒対策
外飼育の子や暖房を使わない場合は、寝床に厚めの毛布を敷いてあげましょう。
また、湯たんぽをタオルで包んだり、毛布の下に入れて寝床を用意してあげると
より温かさが増します。
ホットカーペットを使う際は低温やけどに気をつけて下さい。
ワンちゃんが暑さから避難できる場所を確保しておきましょう。
●お散歩
冬のお散歩はなるべく太陽が出ている暖かい時間に行く事をおすすめします。
日光に当たると、自律神経のバランスを整えたり、ストレス解消などの効果があります。
朝や夜に行く際は洋服を着させてあげる防寒対策になります。
また、寒さで関節が痛むこともあります。
無理のないペースでお散歩をしてあげましょう。
●食事とお水
寒いとお水を飲まなくなりがちです。
少しぬるめのお水を用意する、ドライフードをふやかす、ウェットフードを加える
などして水分をとるようにしましょう。
冬は寒さをしのぐため基礎代謝があがります。体重が減るようであれば、
フード量の見直しをして下さい。
食欲が落ちてしまう子には、フードを温め匂いを強くしたり、柔らかくして食べやすく
してあげるなどの工夫が必要になります。
●お手入れ
定期的なブラッシングをしてあげて下さい。
皮膚に刺激があたることで血流がよくなります。
乾燥により、フケや肉球のひび割れなどが起きてないかもチェックしましょう。
シャンプーをする場合は、手早く行い、しっかりと乾かして下さい。
乾かす際は、冷えやすいお腹や胸から乾かしてあげます。
老犬になると、今まで当たり前にできていた事ができなくなったりします。
日頃から体調の変化を見逃さないようにしてあげて下さい。
参考文献 いぬのきもち 2014年12月号
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