犬・猫専門の動物病院
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以前、肥満の予防についてお話させていただきました。
今回は、ダイエットについてです。
体重や体格が気になる…、現在ダイエットに挑戦中…、リバウンドしてしまった…など
ワンちゃん、ネコちゃんのダイエットでお悩みの飼い主様も多いのではないでしょうか?
そんなお悩みを解消していただけるよう、ダイエットを成功させるためのポイントを
ご紹介します。
●目標体重を決める
ワンちゃん、ネコちゃんの適正体重は1才の頃の体重と言われています。
個体差がありますので、目安として考えてください。
現在の体重と、適正体重を知ってから減量する目標体重を決めましょう。
まずは、かかりつけの動物病院にて体重を計ってもらいダイエットの計画を
立ててください。
●基本は食事管理
ワンちゃん、ネコちゃんのダイエットは、食事管理が中心となります。
まずは、成長段階に合ったフードか、フード量が多くないか見直します。
急激にフード量を減らすダイエット方法は、健康を害する可能性があります。
フードの選択
・成長段階によって1日に必要なエネルギー量が変わります
成長期(6~12ヶ月) > 維持期(1歳~6・7歳) > 老齢期(7・8歳~)
・去勢、避妊手術後は太りやすいので注意
去勢、避妊手術後は基礎代謝が落ちるため、同じ量のフードでは太りやすくなります。
フード量の見直しや去勢、避妊後に対応しているフードに変えましょう。
・一般食から療法食への変更
普段食べているフードの量を減らすダイエット方法は、必要な栄養素が不足してしまう
場合があります。
また、フード量が減ることで、満腹感を得られず激しいおねだりをする可能性もあります。
そこで、減量を目的とした療法食の選択です。
脂肪を抑え、繊維を多く含む減量用のフードは、必要な栄養素をしっかりと摂取できつつ低カロリーなので、無理なく行えるダイエット方法です。
●ダイエット成功へのポイント
・家族みんなで行う
少量のおやつだからと家族みんなが個々にあげてしまっては、カロリーオーバーです。
また、減量用フードを食べている場合はそのフードのみを食べなければ効果が減ってしまうので、家族みんなが理解し、協力しなければなりません。
・同居の子のフードを食べさせない
複数飼いの場合、他の子の残したフードを食べたり、横取りしたりしないよう
気を付けましょう。
飼い主様がしっかりとみているか、食事中は部屋を分けるなどして下さい。
・おねだりに応えない
鳴いてフードを要求されても決まった量以外は与えてはいけません。
空腹状態が続き、問題行動を起こしてしまう場合は、
食事回数を増やしたり、時間をかけて食べさせたり、遊んで気を紛らわせたりして
ダイエットのストレスを軽減してあげましょう。
・定期的な体重チェック
順調にダイエットが行えているか、健康に影響がないかなど動物病院で
定期的に体重や体格を診てもらうようにしましょう。
ワンちゃん、ネコちゃんのダイエットは長期にわたりますので
無理なダイエット方法では続けるのが難しくなってしまいます。
まずは、かかりつけの動物病院に相談してください。
各ご家庭に合ったダイエット方法で、ワンちゃん、ネコちゃんの健康を
守ってあげましょう。
参考文献 日本ヒルズ・コルゲート株式会社パンフレット
ROYAL CANINプロダクトブック2014
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