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みなさん、「柴犬」ご存知ですよね
日本犬と言えば柴犬!というように日本犬の代名詞でもあり、また小型日本犬の総称としても「柴犬」は使われています。
小型日本犬の総称として使われているというのは、ひとくちに柴犬と言ってもみんなが同じ柴犬という訳ではなくて、柴犬にもいくつかの系統があるのです。
現在の柴犬は信州系が多く、信州川上犬、岐阜美濃柴、山陰柴などそれぞれの系統も少数ながら保持されています。
最近では国内でも柴犬ブームがきており、海外でも人気が出つつあります。
そんな柴犬ですが、実は・・・
意外にも日本の天然記念物に指定されています
そもそも、
◎天然記念物とは?
動物、植物、地質・鉱石などの自然物に関する記念物です。日本では文化財保護法や各地方自治体の文化財保護条例に基づいて指定されます。
日本の天然記念物で有名な動物は、ニホンカモシカやツシマヤマネコ、イヌワシなどが挙げられます。
また、天然記念物のうち世界的に又は国家的に価値が高いものとして特別に指定されたものを、特別天然記念物と言います。
そして柴犬だけでなく、ほかの日本犬も・・・!
◎天然記念物に指定されている犬は?
・「柴犬」…本州や四国の山岳地帯が原産といわれています。ウサギやキジ、ヤマドリ猟で活躍した猟犬です。また、日本犬の飼育頭数としては一番多いです。
・「北海道犬(アイヌ犬)」…北海道が原産地で、某ケータイ会社のCMで有名になりましたね。厳寒と豪雪に耐える強い体質の持ち主です。
・「秋田犬」…秋田県が原産地の大型犬です。日本犬の中でも最大の大きさを誇ります。海外でもとても人気があり、独自に改良されたグレート・ジャパニーズやアメリカン・アキタなどの犬種もいます。
・「甲斐犬」…山梨県が原産地です。古くから甲斐虎犬と呼ばれ、黒縞の虎毛が保護色となり獲物に忍び寄り、岩場などでも敏捷に走り回る猟犬です。忠誠心の高さから番犬として飼われています。
・「紀州犬」…紀伊半島の山岳地帯、熊野の山で古くからイノシシ猟に使われてきました。紀州犬のほとんどが白毛で、それに次ぐのは赤毛ですがほとんど見かけることはありません。
・「四国犬」…剣山、石鎚山などの四国山岳でクマやイノシシ猟に使われてきました。天然記念物指定時は土佐犬という名前でしたが、土佐闘犬と混同されるため、四国犬と呼ぶようになりました。
ほかにも数少ない日本犬はいますが、現在、天然記念物に登録されているのはこの6犬種です。
日本犬種のなかにはすでに絶滅してしまったものもありますが、各地域の保存会などにより、細々とその血統が守り続けられています。
(参考文献:Gakken フィールドベスト図鑑 特別版 日本の家畜・家禽)
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